働くことへの意識を高めていく準備期間。脳の発達を促し、成果として将来の良い人間関係や適切な行動につなげます
特別支援学校・特別支援学級に通う中・高等学部のお子さまを中心に20名定員で通われています。「つながる療育支援」の三本柱「身辺自立・集団適応・学習支援」を軸として、学校卒業後に社会で生きていく力を身につけ就労に向けて働くことへの意識を高めていく準備期間として、「働く」で幸せになるための支援をさせていただいています。集団での行動、コミュニケーション活動のほか、アカデミーの作業を想定した教材などにも取り組んでいます。
職員の援助がなくても、相手(集団)のペースに合わせながら、自分の力で歩く習慣を続けることで、速度や歩調を自らコントロールしようと上位脳(大脳新皮質)を使い、セルフコントロールする力を身につけられている成長を多く目にします。脳の発達を促し、将来よい人間関係を築きながら、様々な場面で自己判断し、適切な行動が取れるようになると考えています。体力をつけて体幹を鍛えることにもつながっているようです。リズム体操と集会は「静と動」を組み合わせたプログラムです。自然と着席を長くできるようになったり、発語や模倣力(まねる力)にもつながっていくと考えています。集会での集中力を切らさないよう、スムーズに公文式学習に入り、お一人ずつに合わせた教材に取り組み100点が取れることで、「褒められた」「やり遂げた」という、小さな成功体験を積んでいきます。採点をしてもらう際には、きちんとした礼節の習慣を身につけられるようはたらきかけています。
ご家庭での習慣や将来についてのご不安など、職員にお気軽にご相談いただけたらと思います。